子育て中の母親、父親がほぼ毎日言っているであろう言葉…。
『はやくしなさい』
大人の言っている意図と、子供の受け取り方に違いがあるようです。
言われたらイヤですね
もし、職場で上司に『はやくしろ!』なんて言われてら、ますますモチベーションが下がってしまいますが、親は口癖のように子供に言ってしまいます。
もし、幼稚園の先生が『はやくしなさい』と言っているのを聞こうものなら、親たちはブーイングの嵐ですが、自分の子供には言ってしまいます。
『はやくしなさい』
言わないほうが良いことも十分理解しているのに、言わずにはいられない子育て中のキーワードですね。
口癖のようにサラリと言ってしまう『はやくしなさい』
母の堪忍袋の尾が切れ、怒り爆発!『はやくしなさ〜い』
大人の『はやく』と子供の『はやく』の理解
『はやくしなさい』と大人が子供に言う場合は『行動に移して実行しようね』という
意味で言っているシチュエーションがほとんどだと思うんです。
大人が使う『はやくしなさい』を具体的に書いてみましたが、『はやく』は便利な言葉だったことがよくわかりました。
大人は『はやくしなさい』と言われたら、『行動すること』と脳内で自動変換され理解しますよね。
これは今までの人生経験で身につけた生きる能力だと思うんです。
でも、子供は数年しか人生経験がありません。だから、この脳内変換がうまく作用しないみたいです。
『はやく』をこどば通り『高速で』と受け取るようです。
お風呂に入っている時に遊んでいたので『はやく洗いなさい』と声をかけたところ、石鹸をつけて「シャシャシャシャー」とすごい勢いで体を洗い始めました。
あまりに必死に洗っていたのでびっくりした事がありました。
後で聞いてみたところ、「お母さんが早く洗ってって言ったから早く洗った。頑張ったでしょ?」と言われました。
その時に、大人は自然に脳内変換して理解できるけど、子供は素直に言葉通り受け取るんだなと気がつきました。
『高速で』なんて言われた誰だって萎えますよね。
そんなの、わたしだって出来ません。
まとめ
『はやくしなさい』を『高速で』と受け取っていたことが判明し、今までずっと無駄な声かけをしていたんだと反省しました。
ついつい口から出そうになる『はやくしなさい』は『はやく行動にうつしなさい』と言い換えられる様になりました。
しぶしぶながらも、「は〜い」と行動に移せることも増えてきました。
親もいろいろ経験しながら成長するのだと思います。
専門的に学ばれた方からすると、当たり前のことだったのかもしれません。
乳幼児の子育て教室はたくさんありますが、学童期以降の子育て教室もあったらいいのになと思います。