子供が家に帰ってきてからの勉強スペースとしてスタンダードになりつつあるのが、リビング学習。雑誌の特集ページやネット記事も多く目にするようになりましたね。
『色々考えたけど、うちもリビング学習することにしたよ』って会話もママ友さんからよく耳にします。
ベネッセ教育総合研究所が2015年に行った「小中学生の学びに関する実態調査」によると「学校の授業以外でよく勉強する場所は?」との質問に「自分の家のリビングルーム(家族で過ごす部屋)」と答えたのは小学生が84.3%、中学生が68.7%になりました。どちらもランキングでは1位となっています。
学年が小さいうちは、特にリビング学習がいいみたい。
学力もアップするんだって。
そんな簡単なことで成績がアップするなら、今日からうちもリビング学習に切り替えようかな。
って思うのが親心ですね。
実際に、リビング学習をしてみると、共有スペースならではの困り事や、こんな場合はどうしたらいいのかなって疑問もでてきました。
例えば、一人で行うリビング学習と、きょうだい一緒の時間に勉強するリビング学習では同じようにはいかないこともありました。
ダイニングテーブルで勉強している家庭での問題点の解決方法や、より集中して勉強する環境作り。リビングで勉強するのにベストなタイミングを紹介します。
『リビング学習』ただ、リビングで勉強するだじゃないんだね。学びの空間づくりが必要。
家の中で、家族みんなが集まるのがリビングスペース。子供にとっても安心できる空間だんだと思います。
でも、小さな子供がいる家庭のリビングって、想像以上に騒がしいですよね。
お気に入りのアニメをテレビで観ていたり…。
下の子が元気にリビングを動き回っていて、騒がしい…。
アイドルになりきって歌って踊って、コンサート開催中の下の子…。
結構ザワザワしていて、気が散る空間だと思うんです。
本当にここで勉強できるの??
って疑問に感じたりしました。
でも、リビングで学習すれば頭がよくなるって聞くし、やっぱりリビングの方がいいんだよね?
学習スペースとして『いい』と言われるリビング学習。
実は、テレビが付いていない事が前提だった。って知ってましたか?
やっぱり〜。そりゃそうだよ〜。
テレビがついてたら、気になって勉強なんかできないよ〜。
だって、15分位で終わる宿題なのに、30分アニメが終了してもまだ終わってないもん。
おかしいと思いました。
リビング学習がこれだけ世間に広まっているってことは、雑音の中でも気にせずに勉強できる子に育てるって事なのかなって勘違いしていました。
テレビがついている前で何か作業をする。
これって、大人でも気が散りやすいものです。
小学生にはちょっと…無理ですよね。
つまり、リビング学習は
『リビングで勉強すれば学力が上がる』訳では『ない』って事です。
みんなが集うリビングを学びの空間にチェンジしないといけないんです。
でも、下の子がみたいテレビがあるのに
上の子の勉強するから消してね
って言うのもかわいそうです。
こんな時はどうしていたか?
解決策の1つとして、わたしが実際にしていた方法を紹介したいと思います。
どうせならみんな巻き込んで勉強タイム!
みんなでやれば、リビングが学びの空間に早変わり。
下の子には机に向かう練習になるし、上の子の気も散らなくて一石二鳥
今まで机に向かった事がない下の子は、ちょっと嫌がる子もいるかもしせません。
でも基本的に下の子って、上の子の真似をするの好きですよね?
そこを上手に使いましょう。
下の子も一緒に机に向かうといっても、難しいことをする訳では全然ないんです。
年齢が低い間は、椅子に座って作業しているだけでOKです。
親は細かいことは気にせずに、怪我をしないようにだけ見守ってあげてくださいね。
あとは、年齢に応じてその子が興味がありそうな物を用意してあげればいいんですよ。
下の子の成長にあわせて、こんな事をしていました。
小さな頃
- 色ぬり
- ハサミで紙をジョキジョキきるだけ
- 落書き帳に自由に絵を書かせる
3歳ごろになったら
- 点つなぎ(数の勉強)
- めいろ(鉛筆の練習)
- ハサミ(はさみの練習)