先日、サラダ巻きを作ったよ。という話から『巻きす』の使い方に話が及びました。
お弁当作りの卵焼きに『巻きす』は欠かせないアイテムだねと話したところ、同僚の反応がイマイチだったんです。
『クルクル巻いた卵焼きを作るときの、いつ巻きすを使うの??』
と不思議そうでした。
『巻き簀にくるんで粗熱をとると、完成時のままのふっくらボリュームのある卵焼きになるよ 』
と伝えてみたんです。
『巻きすを巻くだけで硬くならないの??』
『出来た時はふっくらしてるのに、粗熱を取ってる間にしぼんで硬くなってた。』
とびっくりしていました。
たまたま、卵焼きに関しては『巻きす』活用の知識があったのですが、まだ知らない使い方があるのでは?と思い調べてみることにしました。
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日本発祥の台所道具『巻きす』
日よけの簾(すだれ)が起源になっているそで、寿司文化が発展した江戸時代生まれの道具ではないかと言われているそうです。
竹の『巻きす』は適度に弾力があるので、巻き寿司が巻きやすくなるんですね。
素材
伝統的な物は竹を木綿の紐で編んだものですが、最近ではシリコン製やプラスティック製品も販売されています。
プラスティック製品の『巻きす』の良いところは、お手入れが楽なとことです。
忙しい日々の中で、時間短縮になる台所道具には惹かれるものがありますね。
だた、適度なしなりがないので硬いところが難点かもしれません。
シリコン製の『巻きす』はロールケーキを巻いたりするときにも使えそうです。
『巻きす』より『シート』といった感じなので、水気を切ったり粗熱をとるには難しいかもしれません。
お手入れ
シリコンやプラスティックと違い、お手入れに少し手間はかかります。
竹には自浄作用があるので、基本的には食器洗い洗剤は使わずタワシなどで軽く水洗いします。
その後、うっかりカビが生えないようにしっかり乾燥させてから片付けるようにしています。
『巻きす』使い道4選
伊達巻き玉子
お正月のおせち料理の定番の伊達巻き玉子。焼けた後は『巻きす』に巻いて、あの独特な形を完成させます。
伊達巻き玉子に使う『巻きす』は鬼寿と言って大きな凹凸が付いている所が特徴です。
お鍋の具材をオシャレにアレンジ
あらかじめ軽く茹でておいた白菜(1枚もの)と青菜を用意し『巻きす』に白菜を広げ、青菜を芯にしてクルクル巻きます。
一口大に切ると、見た目も綺麗なお鍋の具材が完成です。
お鍋は具材を入れて炊けるまで、しばらく時間かかりますよね?
そんな時、ビミョーな時間が流れてしまう場合も…。
事前の手間はかかりますが、見た目も華があるので話のネタにも一役かってくれます。
おもてなしのお鍋の時に重宝するので、ぜひ試してみてくださいね♪
ほうれん草の水きり
ほうれん草のおひたしの水切りにも『巻きす』が活躍しますよ。
意外と力加減が難しいほうれん草の水切りですが、『巻きす』を使えば均等に水切りができるんです。
茹でたほうれん草を『巻きす』でクルクル巻き、上から下へギュギュッと締め付けて水気を切ります。
そば屋っぽい、ざる蕎麦
ざるそばを家庭でする時の水切りとして登場です。
暑い時期の土曜日や日曜日のお昼時は、簡単に済ませたい+洗い物を少しでも減らしたいな〜。
そんな心理にかられるので、大皿にそばを盛って家族で食べます。
水は切ってから乗せているのですが、下の方は多少水を吸った麺になってしまいます。
最後まで美味しくいただきたいので、『巻きす』を大皿の上に引いてからそばを盛るようにしています。
『巻きす』を引くだけで見た目にもオシャレな印象になりますよ。
『巻きす』まとめ
卵焼き以外にも『巻きす』登場シーンは意外とありました。
持っていると便利な台所道具だと思うので、購入を迷われている方は持っていて損はない道具だとおもいます。
わたしは昔ながらの道具が好みで、キッチングッズも竹でできた製品を何個か愛用していますが使いやすなと感じることが多いです。